終わらないイノセンス

ただの日記です

私から大好きな人を取り上げたのはほかでもない本人たちだ

突然告ってきた同僚と同行の仕事。
車に同乗したが、あの日のことに触れるわけでもなく、いつも通りの雑談で終わる。
やっぱり、相手もなかったことにしたいのかなと思ったら、夜になって、「お食事いつにします?」と。
一晩放置ののち、「そのうち〜」とだけ返しておいた。
脈なしということに気付いていただきたい。

 

実家の近くの自宅カフェへ。
へぇ、こんなとこにお店あったなんて知らなかったな。
70手前のご婦人が手料理を振る舞っている。
シルバーヘアが素敵。
こんな老後を送りたいもんです。

 

 

さて本題。
今日の話題はキンプリ3人脱退だ。

 

NEWSは「メンバーが3分の1になったんですよー」って自虐してるけど、やばっ!キンプリも3分の1になってる!NEWSのネタがっ!

とか言ってる場合じゃなくて。

平野くんは確かにいつかアイドルじゃいられない日が来るんじゃないかと思っていた。
でもそれは、今日明日の話ではなく、国民的アイドルになってからの話だと思っていた。

岸くんは光一さんの薫陶を受け、ジャニーズミュージカルの後継者じゃないかと思っていた。DASHでの活躍を見ても真面目で、現状に何の不満も持っているようには思えなかった。

神宮寺くんは、これからの人だと思っていた。キンプリの中では遅咲きだったけれど、主演も果たして、ついにチャンスの順番が回ってきたんだと思っていた。

 

何があったかは正直わからない。
本当に海外に行きたいのかも、アイドルとしての自分に疲れたのかもわからない。

でも、真実は、もう元のキンプリには戻らないということ。

事務所のせいにして気が紛れるならすればいいけど、解雇されたわけでもないんだから、「この事務所にいては海外進出はできない」と決めたのは本人たち。
事務所としてのキンプリのプロデュースの方針が、嵐のようにドラマもバラエティーオールマイティーに活躍できる国民的アイドルを目指すのであるならば、まだ若く、自身の主張も通るような立場でもない人たちはそれに従うか、辞めるか2択しかない。

「事務所に世界進出を後押しする度量がなかったのか」という声もあるが、事務所としては、世界より前に日本で稼いでくれよってところだろう。成功するかしないか分からない世界進出に経費をかけるくらいなら、確実なところで収益を上げるのがビジネスだ。トラジャだって、別に世界進出したくて「世界デビュー」なんて打ち出しているわけじゃない。飽和状態のアイドル界の中で、何か一つ特徴を持たせたくてやっているだけだ。帰ってきたら普通に日本のアイドルとして活躍するに違いない。

 

私は、長年SMAPファンだったけれど、私から大好きなSMAPを奪ったSMAPはいまだに許せない。私からSMAPを奪ったのはほかでもない、辞めると決めたSMAP自身ですから。

「じゃあ、我慢して事務所にいればよかったのか」と言われれば、「そうです」としか言いようがない。だって、あの事務所にしか私の好きなSMAPはいなかったのだから。

私はただのファンという名の消費者でしかなくて、お気に入りのお菓子が店頭からなくなったら「えー、ショックー」という立場でしかない。
ファンの無力感はよくわかる。
でも、彼らの人生に責任を持つことはできないし、彼らはわたしたちの人生に責任を持ってくれるわけでもない。

普通の職業だって離職率は高い。
今の職場が嫌になったらサッと辞められる時代だ。
その先が成功するかしないかは、本人次第。

ただ、見回してみても、「あぁ、あの人は事務所やめて正解。すごい活躍してる」と、うらやましい人はいまだ見つからない。
とはいえ、辞めた張本人は、結婚して幸せになった人や、社長になってウキウキする人など、後悔していないんだろう。
それでいい。どの人生が満足かは、その人の尺度なのだから。

 

でも、忘れてもらっちゃ困るのは、事務所に残る人だ。
ファンの期待に応える人と、自分のやりたいことを貫く人。
何度も、見てきたからわかる。
ファンの期待に応えることを選んだ人の方が何倍も苦しい。
だから、私はそちら側を選んできた。
その苦しみを、声援という形でできるだけ救いたいから。

事務所を辞めて、茨の道を行くというふうに見えがちだけど、茨の道は絶対に事務所に残る道だ。

ぜひ、辞める彼らについていくファンも、残った2人に感謝と敬意を忘れないでもらいたい。

そして、お三人さん、暴露本はやめてね(笑)

みなさんの未来に幸あれ。